将来を見据えてライフプランを考えよう！ライフプランの立て方を解説

未来予想図の描き方は人によってさまざまです。たとえば〇歳で世帯を持ち、〇歳で出産を考え、〇歳で仕事を辞めて空気のよい場所で老後を過ごしたいなど、検討する項目やその時期は人によって違います。

しかしながら夢ばかりの人生設計では、未来に安心をもてません。理想を描くこともライフプランですが、いつお金が必要になるのか、どのような出費がこの先あるのかを考えるのもライフプランを立てるときの重要な点です。

• 結婚資金
• マイホームの購入
• 出産費用
• 子どもの学費
• 病気
• 天災等による被害
• 老後の生活

人生100年といわれる近年、その長い人生の中には楽しいことだけではなく、さまざまな出来事やお金がかかる場面があります。

ライフプランは未来の人生を現実的に見据え、その計画に必要な経費や起こりうる場面に必要な資金を考えながら計画することです。そうすることで先に続く人生に安心感がもてます。そして未来予想図をより理想どおりの実現に近づけるということが、人生の重要な計画であるライフプランの目的でもあります。

2-1. 将来の収支をシュミレーションする

ライフプランの立て方で最初にすることは、将来の収支をシュミレーションしてみることです。現在の収入が何らかの原因でなくなってしまったり、あるいは想定以上の資産を持つことになったりする場合もあります。

将来の夢や計画を実現化するためには、必ず出費が伴うことを頭に入れておかなければなりません。その場面でいくら資金が必要になるのかを模擬的に算出して収支のシュミレーションしておくことで、いざその計画が現実となる時に不安なく計画を現実化させられます。それがライフプランを立てる狙いでもあるわけです。

2-2. 老後の資金を考える

お金があるからといって幸せであるわけではありません。けれどお金がなくては生きていけないのも現実です。まだ実感できない若い世代の方にも、必ずやってくるのが老後の時間です。高齢となった時の資金を考えておくことも、ライフプランを立てる時の重要な項目なのです。

「老後はこんなことをして過ごしたい」などと未来予想図の中で夢を大きく描きがちな老後の時間ですが、老後の資金の計画なくして健やかに過ごすことはできません。

若い世代の方も、老後の生活をにわかに感じる年齢の方も、ライフプランを立てる時やプランの見直しの時に考えなければならないのが老後の資金です。ライフプランの念頭にインプットしておきましょう。

2-3. 不意に起こりうる場面での補償を考える

ライフプランで考えなければならないことに、不意に起こりうる出来事があります。

• 病気やケガ
• 労働の収入が得られなくなるなど
• 家族や身内の死亡

どれも想像したくはありませんが、絶えず変わりゆく人生の中には予想していなかった出来事によってこれまでのライフスタイルを変えなければならないこともあります。

そんな時に支えとなってくれるのが、さまざまな保険などの補償制度です。たとえば病気による突然の入院や手術を補償してくれるものに医療保険があります。

マイホーム購入を目的に貯蓄することは楽しいライフプランのひとつですが、考えたくない場面に遭遇した時に備えることもライフプラインを立てることの大切な意義です。世帯主なら自分に何かあった場合に残された家族が困らないように生命保険に入る、というような計画が必要です。

3-1. 生命保険

誰もが耳にしたことがあるはずの生命保険にはこんな種類があります。

• 病気に関する保険
• ケガに対する保険
• 介護に対する保険
• 死亡保険
• 個人年金・終身・養老保険など

世帯を持つその世帯の稼ぎ手は、死亡保険に入っていれば何かあった場合に家族に補償を残せるという安心を得られます。病気に対する保険も思わぬ発病で資金が必要となった時の助けとなります。

3-2. 損害保険

損害保険とは、下記のような場面で資金が必要となった時の手助けとなる補償です。

• マイホームを購入した時に入る火災保険（地震保険）
• 車を購入した時に入る自動車保険
• 自転車やペットなどが事故を起こした時の保険
• 個人賠償保険など

3-3. 学資保険とは

学資保険とは子どもの進学資金など、教育資金のための備えです。大学など高等教育を受けさせるうえで、進学準備の手助けとなります。